イギリスの霧

『バスカヴィル家の犬』に以下のようなホームズの言葉があります。

「あと 15 分以内に彼が出てこないと、道はすっかりこの霧につつまれてしまう。さらに 30 分もすれば、目の前に手をつきだしても見えなくなるだろう」(創元推理文庫:p289)

自分の手が見えなくなるほど霧が出るなんて本当かなと普通は思いますが、イギリスなら本当です。

私は学生時代にノッティンガムというイングランド中部の街に留学していました。そこですごい霧が出ていたのを今でも覚えています。本当に1メートル先も見えないぐらい濃い霧で、「自分の手が見えなくなるほどの霧」というのが誇張ではないんです。そういう日は車は昼間でもライトをつけて走ったりしていました。

またイギリスの懐かしい霧を見てみたいなとホームズを読みながら思いました。

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