Carleton Hobbs 版ラジオドラマの Series 1 を聴き終えました

BBC Radio 4 Extra で突然大量のホームズのラジオドラマが公開されました。

BBC Radio 4 Extra – Sherlock Holmes – Available now
https://www.bbc.co.uk/programmes/b01j9gzs/episodes/player

Clive Merrison がホームズの声をしているものも一部公開されていますが、やはり Carleton Hobbs のラジオドラマが1〜7シリーズが一気に公開されているのは嬉しいです。

なお、Carleton Hobbs 版ホームズ・ラジオドラマは全 13 シリーズのようです。残りもすべて公開してほしいな。

Sherlock Holmes (1952 radio series) – Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Sherlock_Holmes_(1952_radio_series)

せっかくなのですべて聴いていくことにしました。

私は、オーディオブックやこういうラジオドラマは、iPad で家事をしながら聴いています。日によっては家事に3時間ぐらい時間を使うので、その時間を利用するのです。AirPods Pro のノイズキャンセリング機能で皿洗い中でもちゃんと聞き取れます。

サイト上で聴くのは扱いが面倒なので、何らかの方法でダウンロードします。それを iOS の「Documents by Readdle」に転送して聴いています。

Documents by Readdle | iOS 史上最高のファイル管理アプリ
https://readdle.com/ja/documents

Documents by Readdle ならフォルダごとの連続再生や、2倍速再生ができるからです。YouTube もオーディオブックも基本的に日本語も英語も2倍速で聴きます。

そして何回も聴きます。英語で十分に理解できないこともありますし、家事に気を取られて聞き漏らすことがあるからです。

そうやって、とりあえず Series 1 を聴き終えました。2倍速再生で 10 回です。以下に簡単な感想をメモしておきます。

「橅の木屋敷の怪」事件は不気味な話で今まであまり好きではありませんでしたが、今回急に面白く感じるようになりました。滅茶苦茶な話なところが、逆に独創的で楽しめます。髪を切るぐらい別にいいんじゃないかなと今までは思っていましたが、よく考えると「髪を切れ」というのはセクハラです。やっぱりいけないことですね。

また、「髪なんてすぐに伸びるわ」となぜ言わないんだろうと、ずっと不思議に思っていましたが、伸びるからいいやというのは現代的感覚なのかもしれません。このあたりの文化的、時代的な考察をすると面白そうです。

ちなみに私の元職場では、長髪の男性が入社するときに髪を切れと言われて切っていました。ハラスメントです。そういう職場に反抗するために、私は髪を突然染めたりしたのを思い出しました。

「独身の貴族」事件で、アメリカン人の奥さんが大げさなほどバカっぽい喋り方をしているところが、ちょっとイギリス人の偏見があるような気がしました。

「くちびるのねじれた男」事件でワトスンの奥さんが「ジェームズ」と呼んでるようなマニアックなところをドラマで再現しているのはウケました。「唇がねじれた男」もお茶目な話だと気付いて、新たに好きになりました。

ただ、奥さんがどうも気が強いんですよねえ。旦那さんが内緒でああいう活動をしていたことを同情できる気がします・・・。

それにしても、よく知っている話のはずなのにまた新しい魅力を発見できるのがホームズ物語の魅力です。

Series 1 作品一覧
1 – The Man With the Twisted Lip
2 – The Beryl Coronet
3 – The Blanched Soldier
4 – The Copper Beeches
5 – The Noble Bachelor
6 – Shoscombe Old Place

(現在 BBC Radio 4 Extra で公開されている上記のシリーズ番号とエピソード番号は、オリジナルのシリーズ番号とエピソード番号とは異なるようです。)

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