[ホームズ言及]『インテリジェンス読書術』(中島孝志)

pp112-114
「ただ一滴の水を見ただけで、大西洋やナイアガラ瀑布(ばくふ)を実際に知らなくても、それが存在しうることを予言できる」(『緋色の研究』)/ご存じ、名探偵シャーロック・ホームズが推理の神髄を助手のワトソンに教授した場面に登場する有名なくだりです。/わたしはこの短いフレーズに仕事術のエッセンスが込められていることを信じて疑いません。ですから、講演やセミナーでもよく引用しています。そして、その理由を説明すると、ほとんどの人が納得してくれます。/「ただ一滴の水」とは、部分的な情報、断片的な情報のことです。つまり、”情報のかけら”です。しかし、たとえかけらであろうと、立派なヒント=情報=インテリジェンスであることに変わりはありません。[…]この「価値ある情報のかけら=インテリジェンス」x「仮説=イマジネーション」から解を導き出すこと。それこそまさに、シャーロック・ホームズのいうところの「推理の法則」そのものです。/このようにして、毎日、情報のかけらを自分の仕事の成果に結びつけているのが、仕事ができる人々なのです。

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