ホームズとモンテッソーリ教育

子育てをしていると「モンテッソーリ教育」というものに興味を持ち、本を読んだりして勉強しています。

モンテッソーリ教育について書かれた『子どもから始まる新しい教育』という本は2回ほど読みましたが、2回めに読んでふと気付いたことがあります。49 ページに以下のように書かれています。

子どもはこの仕事を、他人へのサービスや、賞賛を得るためにやっめにやているのではありません。一生懸命に仕事をすることこそが、褒美その物なのです。

つまり、子どもは一生懸命「仕事」をするのが好きであり、他の子の手伝いも積極的にする。でも、それは仕事そのものがご褒美になっている、というのです。

たしかに、うちの子は2歳半ですが、穴を掘って埋めることを繰り返すような、大人からしたら「意味があるのかな」ということをしていたり、親がやる家事(特に「物を運ぶ」系のこと)を積極的に手伝おうとしてくれます。息子も仕事が好きみたいです。

そういえばシャーロック・ホームズだって、仕事そのものが報酬だと言っていましたことを思い出しました。しかもホームズは、「四人の署名」(p11)、「まだらの紐」(p303)、「ノーウッドの建築業者」(p88)と、3作品で繰り返しています(ページ数はすべて創元推理文庫のもの)。仕事が好きだということをすごく強調しています。

モンテッソーリ教育の生みの親である、マリア・モンテッソーリもちょうどホームズの時代の人だということも興味深いです。

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