ホームズは<私>か<僕>か

最近本ブログや Twitter で、自分のことを<私>ではなく<僕>と呼ぶことにしました。

社会人になってから<私(わたし/わたくし)>を使うことを習慣化していましたが、サラリーマンを辞めてからも、場所を選ばず使える<私>は便利なので使い続けていました。家でも親族相手でもブログでも Twitter でもとりあえず<私>を使っておけば問題ありません。

でも最近、「とりあえず<私>」で安易に逃げるのは嫌だなと思うようになりました。

<私>はどちらかというと社会的に要請されて、仕方なく使っている感じがします。僕にとっては<僕>のほうが「自分らしい」「自分に向いている」と思いました。

ふと、シャーロック・ホームズはどうだろうかと考えていました。

グラナダ版ドラマのの吹き替えでは<僕>だったと思います。これまで読んできた小説や観てきたドラマの印象は、ホームズは<僕>を使っているイメージが強いです。手持ちの各出版社の小説をざっと調べたところ、みんな<ぼく>でした(ひらがなです)。ちなみにワトスンは<私>だったり<ぼく>だったり、意外と出版社ごとに異なっていました。

ホームズはフリーランスみたいなものなのでサラリーマンを辞めた僕と似ています。自由なホームズに<ぼく>はピッタリです。

そしてホームズが<ぼく>なら、やはり僕も<僕>でいこうと思います。

一人称を何に設定するかでキャラクターのイメージが随分変わります。僕は翻訳の仕事をしていたことがあるので、気になるポイントです。

> 本記事のタイトルとURL をコピーする <