映像作品におけるパイプのリアリティー

映画『アステロイド・シティ』を観ました。

9/1(金)公開|映画『アステロイド・シティ』公式-ウェス・アンダーソン監督最新作
https://asteroidcity-movie.com/

この映画を楽しみにしていたのは予告編でパイプを吸う人がいることを知ったからです。そして映画中ではタンパー(葉を押さえる道具)やパイプ用の Zippo などを使っていました。そういうちゃんとディテールが描かれているのが良かったです。冒頭の Zippo を使ったギャグもナイスでした。

9/1(金)公開『アステロイド・シティ』本予告 – YouTube

ホームズの映像作品でもただパイプをくわえているだけの演出が多いです。煙が出ていないこともあります。パイプはただ手に持っていればいいというものじゃないです。ちゃんと吸っている感を出してほしいのです。

ロジャー・ムーア演じるホームズが出てくる “Sherlock Holmes in New York” では、パイプの葉を袋から出して、火をつけるところまで描いていました。ロジャー・ムーア自身がパイプスモーカーらしいので、そういうところまでちゃんとしていたんだと思います(映画は YouTube に上げている人がいます)。ひょっとしてパイプの演出がいまいちな映画は、パイプを吸ったことがない俳優が演技をしているのかもしれません。

現時点で日本公開が決まっていない『オッペンハイマー』でも予告編を観る限りパイプが出てきそうなので楽しみにしています。

Oppenheimer | Opening Look – YouTube

参考:
[映画] “Sherlock Holmes in New York”(1976) – Sherlock Holmes Topia
https://sh-topia.com/2019/01/24/film-review-sherlock-holme-in-new-york/

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