[読書メモ]『ミステリマガジン 2020年03月号 特集:シャーロック・ホームズは何度でも蘇る』

p48
『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」が終了した。明らかに、イギリスの大ヒットドラマ『SHERLOCK/シャーロック』の後追い企画ではあるが、全七シーズン百五十四話という長大なシリーズを作りあげたと言う意味では、現在におけるホームズ譚映像化の一つの頂点といってもいいだろう。

p49
ニューヨークという舞台を意識したストーリーが多く、四季折々のニューヨークの景色が楽しめるところも含め、それらは当然のごとく諸刃の剣でもあった。シーズンが進めば進むほど「ホームズとワトソンという名前」以外は原典であるホームズ譚とは無縁の「現代のニューヨークを舞台にした新たな探偵もの」になってしまっていた感は否定しがたい。

p49
なんといっても、歴代でも最高にオシャレなワトソンだけでも、一見の価値はあること間違いなし。

p90
わかりました。この事件を表沙汰にしたくないとすれば、私たちは、ある種の権限をもつ小さな私設軍法会議を開かなければなりません。

p100
ホームズ関連ものの収集のしかたにしても、一人で全部というのは絶対に無理なので、みんな自分なりのルールをつくって集めている感じがありますよね。

p100
古本屋さんに関しては、先ほどの中原さんの名言で、「迷ったら買え」というものがあります。

p100
シャーロッキアンって、人のためにも本を買ってあげようとするんです。持っているけど安く出ているから誰かにあげればいいやと買って、帰って並べてみると何か色が違うなとなって、ダブらせてはじめてわかることもあるという。

p102
ハズレも引かないとアタリが出ない。

p137
そして、もうひとつ、遊びの要素やユーモアがあるかどうかという点も、ホームズの研究には重要です。

p138
著者のボニー・マクバードは、自著のための注釈を本ではなく自分のウェブサイトに書いているんです。

p141
近影の二倍くらいに太っていました。

p233
このテのものは好みという要素が強いのでイチイチ文句を言ってもしょうがない。

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