子どものころの悪口のあだ名

以下で岡田斗司夫さんが子どものころのあだ名について話をしています(2:30 ごろから)。

【UG# 235】2018/06/17 フリースタイルQ&A「あだ名とオタクとサンダーバード」 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=S0i0aigzGQg

そこで、悪口として言われていたあだ名も大人になって振り返ると懐かしい思い出になると言っていて、なるほどと思いました。たしかに、僕も嫌なあだ名がありましたが、いま昔の友人に再会してそう言われたときに別に怒りはしないはずです。

ホームズ物語に出てくる「子どものころのあだ名」と言えば、「海軍条約文書事件」の “おたまじゃくしのフェルプス” を思い出しました。

おそらくは「おたまじゃくし」は悪口系のあだ名だと思いますが、小説ではフェルプス自身が、依頼の手紙の中で自分で「”おたまじゃくしの” フェルプス(”Tadpole” Phelps)」と書いています。

親愛なるワトスン――
ぼくのことは覚えてくれていると思う――きみが三年のとき、五年のクラスにいた “おたまじゃくしの” フェルプスだ。
(創元推理文庫『回想のシャーロック・ホームズ』p343)

その後は実際にワトスンと会ってもあだ名については触れられていません。

せっかくなので、グラナダ版のドラマも確認してみました。ワトスンがフェルプスと再会したときに「おたまじゃくし」と呼んでいました。

昔このドラマを観たときは、昔の悪口のあだ名を言うなんてワトスンは無神経だなと思いましたが、今回見てみるとフェルプスは特に表情も変えずに普通にスルーしていました。

> 本記事のタイトルとURL をコピーする <